4月10日まで
これからあたたかくなる時期にぴったりの、涼しげなガラスの作品も届いています。
ROCK ICE-ロックアイス-
ずっししとした重みと、なめらかなカーブが心地よい。
まるで大地から氷の塊を取り出したような表情が涼しげなグラス。
グラスの内側は氷の表面のようにぼこぼことした特殊な形状で、最後にサンドブラスト加工することで視覚的にも冷たさを味わって頂けるようなデザインです。
これ、ぜひひっくり返して光にかざして見て欲しいです。
まるで雪山のようでしょ?
アウトドアブランド「snow peak」と共同開発された、「自然を感じる」グラスです。
写真じゃ伝えきれないので、ぜひ店頭で手に取ってみてください。
焼酎やウイスキーが好きな方にオススメですが、ジンジャーエールなどの炭酸を入れてもしゅわしゅわ涼しいイメージがロックアイスと似合うかなーとも思います。
不思議なオブジェ、SECCA-セッカ-
ペーパーウェイトとして、インテリアとして飾って使う作品ですが、おもしろい秘密が込められています。
SECCAは福岡のガラス工房で1つずつ手作りされています。
一見、気泡が入ったガラスのオブジェという感じですが、実はこのSECCAは年月と共に内部のひび割れが少しずつ増える「変化していく」オブジェなのです。
外側の透明な部分と内側は硬いガラス層になっていて、真ん中にはさまれた柔らかいガラス層が気泡やひび割れが見える部分です。
ガラスは冷える時に縮みますが、硬質ガラスと軟質ガラスはその収縮率が異なるため、その収縮率の違うもの同志が隣り合わせで引っ張りあうためヒビが入ります。
それが最初だけでなく、半年から3年くらいかけてすこーしずつヒビが増えていくそうです。
長い年月かけての変化なので、見ていても分かるか分からないか程度かもしれません。
でも、そうやってガラスの特性をいかして日々変化している物を楽しむ、というのはなかなか面白い発想ではないでしょうか?
SECCAにはグラスのシリーズもあります。
先程のペーパーウィイトと同じように硬いガラスと柔らかいガラスの3層構造になっていて、柔らかい部分が3年ほどかけて少しずつヒビの模様が入っていきます。
表面ではなくガラスとガラスにはさまれた内部にヒビが入るので、表面も内側もざらざらするわけではなくとてもなめらかです。
ヒビの入り方は1点1点異なります。
その不思議な表情はやっぱり写真では限界があるので、ぜひ店頭でご覧頂きたいな・・・
ROCK ICEと一緒で、見た目も涼しげなグラスです。
SECCAやROCK ICEは、sakurasakuグラスシリーズを手がけるメーカー「100percent」の中の、デザイン雑貨のブランド「Perrocaliente-ペロカリエンテ-」の代表的な作品です。
さまざまな特殊な技術を集結させて、一つの作品として世に送る。
ペロカリエンテの作品は、どれもこれも技術の不思議さや面白さを感じられる物ばかりです。
もしかしたら生活必需品としてはほど遠いかもしれない。
でも、自分しか知らない微量な変化や、作品に込められた小さな想いなんかを感じながら一つの作品を大切にするのもよいのではないでしょうか?