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長月 nagatsuki

日々のこと


2019.06.11
「悩む自分はカッコ悪い」「即決する自分はかっこいい」をビジュアルで考えて実行する。

なんでも割と即決するタイプだ。

 

食事のメニューを決めたり、欲しいものを買うときもわりと早いと思う。

 

比較検討することももちろん多いけど(家電とか化粧品とか)、情報収集して判断するのに時間がかかるというだけで漠然と悩むということはない。

 

自分のことはすぐ決められる。

 

悩むことがあるとしたら、自分以外の誰かが関わる時で、かつ決定権が平等にあるときだ。

 

主に仕事に関することが多い。

 

例えば、何を仕入れようとか次のイベントはどうしようなんて考えるとき、自分がオーナーであるにしても実行するのはスタッフみんなだから、結局みんなで決断するということになる。

 

そうすると「自分はこう思うけどみんなはこうしたそうだから、結局どうしよう」という点で悩むことは多々ある。

 

まあ、それくらいは仕方ないか。

 

とにかく、まあ、悩むことの少ない人生を送ってきているのは幸せなのかもしれない。(能天気なだけかも)

 

(ラジオでも話した↑)

 

お店で接客をしていると、悩む人が多いなあ〜と感じる。

 

そのこと自体は否定しないし、一緒に相談を受けながらあーだーこーだ言って選ぶのも楽しいし、悩んだ結果満足して帰って行かれることは本当に嬉しい。

 

そして、悩むこと自体を特に苦痛に思うわけじゃなく、むしろ楽しんでいる人も多い。

 

それは一つのライフハックというか、悩む苦しみではなく選ぶ楽しみみたいに変換できている人もいるから、いろんな人と接していると発見があって面白いなと思う。

 

ただ、悩む苦しみのある人や苦しみまでいかなくても悩むことで時間も体力も使う人もいるわけで、それに関してはどうしたもんか・・・と思う。

 

なんで自分が悩まないかというと、まあ「悩む時間が勿体無い」と思っているからという身も蓋もない結論はあるものの、そもそもは「悩んでいる自分より即決できる自分の方がかっこいい」という思想からきているのが大きい気がする。

 

昔から「可愛らしい誰にでも愛される女の子」よりも「周りを気にせずクールに振る舞えるかっこいい人間」に憧れていた。

 

誰にも媚びず、なんでも自分で決めて、カテゴライズされず、何にでもなれるような自由な人間に。

 

それは普段から無意識的に意識されていて、「即決できる自分」は自分の理想像の一つとして徐々に身についてきたんだろうと思う。

 

私だってはじめからそういう性格だったわけではなく、幼い頃は恥ずかしがり屋でモジモジとしたはっきりしない性格だったわけで。

 

意識が、行動を変えた。

 

どうやって変えていけたかは正直わからないけれど、日々意識しているのは「悩んだら実行する」ということだ。

買おうかどうしようか悩んだら、買う。

 

行こうかどうしようか悩んだら、行く。

 

言うか言わないか迷ったら、言う。

 

大きな決断は怖くても、小さな決断なら失敗しても擦り傷程度で済むならチャレンジできる。

 

欲しいものがあってそんなに高くないものだったら、本当にいるのかいらないのかなんて考えずにまず買ってみてから考えてみればいい。

 

(いらなかったら誰かにあげたり、メルカリに出したり、ネタにして文章を書いてもいい)

 

あとは、やっぱり「悩む時間がもったいない」と常に意識すること。

 

食べるものを決めるのに5分悩んだ時間で、既読したLINEの返事ができたかもしれない。

 

半年悩んでやっと買ったスチームアイロンがやっぱ使えないなと思っても、買わずに1年も2年も悩むよりはマシだったかもしれない。

 

1年悩んでやっと買った浴衣は、1年前に買っていたら着る機会が増えていたかもしれない。

 

そして、「悩まない、即決できる自分がどれだけかっこいいか」を理想として掲げてみて、ビジュアルとして想像すること。

 

「悩んでいる人」は、自信なさげで眉毛はへの字でいつも不安な顔。

 

背中は曲がって、小さくうつむいていて、トボトボと歩いている。

 

「即決できる人」はきっと背筋がピンと伸びていて、自信がみなぎっていて、不安な顔をせずいつも笑顔でハキハキと挨拶してくれる。

 

所作が美しく、無駄がなく、かつ自由に自分らしく振舞っている。

そんな妄想をとても勝手に思い浮かべながら、自分はどちらの印象になりたいかな?困った顔してる人より、笑顔でハキハキしてる方が素敵じゃないかな?じゃあ今ここでピシッと決めるとそうなれるんじゃないかな?

 

なんて考える。

 

これはただの自己満足に過ぎないけど、マインドコントロールとしては本当によくできていると思っている。

 

もし「いろんなことにくよくよ悩んでしまう」と悩むことをやめたい人で、「悩んでいる自分がカッコ悪い」と心底強く思っているのであれば、抜け出せる気がする。

 

悩むのは時間の無駄だと自分に言い聞かせ、ほんの小さな決断から成功体験を積み、カッコ悪い自分とかっこいい自分をビジュアルで妄想してみるのはどうだろう。

 

(逆に「悩んでる自分はカッコ悪い」と心底思わない人であれば多分ずっと悩み続けると思う。でもそれはそれでその人の人生。)

 

私流の、即決するための思考。

 

 

(文:オゼキカナコ

 

 

カテゴリー:日々のこと