カナコです。
3日ほどおやすみ頂いてました。
イレギュラーに真夜中に1つ、ブログを余分に更新してみます。
個人的なことですがちょっとぼんやりした頭を整理するために。
23日、実祖父が他界。
25日のクリスマスに告別式が行われました。
人が死ぬって不思議だなぁっていつも思う。
祖父は数年前から肺気腫を患っていて、ここ数ヶ月は寝たきりで、いつ何があってもおかしくない状況だったので、家族も覚悟はある程度できていた。
でもなんか、「えっ?」っていうくらいあっけないものですね。
なんだかウソみたいだなぁ、と。
今にも起きてきそうな顔を見て、さっきまでのこの人と、今のこの人は同じようでいて全然違う存在なんだなぁと。
家族が1人いなくなるのは寂しい。
祖父との今までのことを思い出して、何度も泣いた。
ずっと献身的に世話をしてきた祖母と母の事を思って泣いた。
母は、あんなに尽くしてきたのに「何もしてあげれなくてごめんね。」と泣いた。
祖母は「ケンカばっかりしてたけど60年も一緒にいたのに。寂しいねぇ。」と言ってずっと泣いていた。
もう会えないと思うと、もっといろんな楽しいことしてあげればよかったなぁと、身勝手な私は思う。
でももういない。
大切な人の死は、何をどうしたって自分の行いを後悔するようにできているのかもしれない。
しかしほんとにいいお葬式でした。
あ、お葬式というかお別れの3日間というか。
お葬式は儀式として必要ではありますが、家族や親戚が集まって故人の話をして、寂しさも楽しさも共有しているその時間そのものがよかった。
みんなで大泣きしたあとには、祖父ネタの冗談を言い合って笑いあう。
慣れない出来事に対して、みんながみんなのことを思ってそれぞれの役割を果たす。
もともと仲の良い一族なのだけど、こんな時よりいっそうこの一員でよかったと思う。
人を楽しませるのが好きだった祖父も、賑やかな葬儀は多分喜んでいるだろう。
偶然なのかどうなのか、ほんの数日前に祖父と祖母が2人で決めた約束を聞いた。
「朱印帳は先に逝く方が持っていく。」
朱印帳は2人で旅した2人のための記録。
それを思い出して、祖母はちゃんと棺に入れていました。
「そのうちそっちへ行くで、先に行って待っとってくださいね。また一緒に旅行行きましょう。」
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