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長月 nagatsuki

日々のこと


2019.09.30
「みつあみ」閉店に思う、踏み出せる者が持つ力のこと。

 

長月のある施設フォーカスポーカス。

その同じ施設内にある小さな雑貨店「みつあみ」さんが、2019年9月29日で閉店されました。

 

ご存知の方も多いかもですが、私(カナコ)とみつあみの店主ゆかりんちゃんとは10年のお付き合いがあります。

私がお店をはじめた頃から一緒にスタッフとして頑張ってくれて、そして独立して自分のお店を持ち、クローズするまで、、、。

ずっと仲良くしていた仲間です。

 

あんまり実感がないのだけど、お店がなくなっちゃったらさみしいな・・・・

お店が、というより、ゆかりんちゃんと会えなくなるのがさみしいな。

毎日なんとなく顔合わせてて、何かにつけて話しに行ったり、ご飯に行ったり、相談したり・・・してたのにな・・・。

 

って、思い出を書いてみようかと昔の画像を探る私。

感傷に浸るでもなく、まんまと「昔の写真楽しくて何も進めない沼」にハマり、笑いながら、あっという間にもう夕方が近づいています。

断捨離に失敗するアレです。

(仕事しろ)

 

 

 

 

8年前の2011年の頃、ちょっとギャルかわいいゆかりんちゃん。

(怒られたら消す。笑)

 

 

 

ちなみに同じく2011年、8年前のカナコ。

(基本的に画像が荒い)

 

 

ル・マンドがお客さんとして来ていた頃の写真とかもあったんだけど(今と全然違う!)、それはまた別の機会に。。。

 

 

***

 

 

2010年、私がお店を始めてすぐにスタッフ募集をして、初めてお店で正式なスタッフとして働いてくれた女の子、ゆかりんちゃん。

その後他のスタッフの子も入ってくれたりしてたけど、基本は私とゆかりんの二人でお店を作ってきたので、なんでも任せていて、なんでもやれる子でした。

本当に優秀!

仕事もきちんとするわ、早いわ、お客様のファンもいっぱいいて、センスもいいわ、さらにめちゃくちゃ健康なのが良い。←ほんと大事。ほとんど休んだことない。

 

 

そして、そんなゆかりんは5年前に独立。

自分でお店をやってみたい!ということで、同じ施設内のすぐ近くのテナントに入り、それからお互いにやりとりしながら仲良く今まで過ごしてきました。

 

その頃は(主に同業種に)、いわゆる弟子がすぐ近くで同じようなお店を出すのっておかしくない?とか、お客を取り合うだけじゃん、何考えてるの?みたいなこともよく言われましたが・・・。

むしろ私は、「お願いだから近くで出して・・・・一緒に頑張って相乗効果出してこ・・・どっか行かないで・・・」と懇願して近くに出してもらったので(笑)、今思い出しても本当に同業種の先輩方の意見を聞かなくてよかったな〜と思います。

そしてゆかりんも、近くでいることのメリットもデメリットもあったかと思うけど楽しく仲良くしてくれて嬉しかったな・・・と。

 

思い出といっても、楽しいこととか面白い出来事ばっかり思い出します。

ただちょこちょこ会える時にお互いの店に顔出しに行って、適当にくだらない話をしたり、共通のお客様のお話をしたり、そんなたわいのない日常だったから、、、

それがプツンとなくなる寂しさは、これからきっとじわじわと実感していくんだろうな。

 

 

お店をやめる理由をなぜか私に聞かれることもたまにあるのだけど(本人には聞きづらいのかもね)、私から言うことではないし、私自身も本当のところはわからないから答えようがないです。

ただ、ずっと同じように同じお店があり続けるなんてことの方が現実的にありえないし、たまたまこのタイミングだったんだろうな、というです。

不思議でもなんでもなく、ああ、そうなんだね、今なんだね、お疲れ様!という感じです。

 

ただ、一つの良いお店がなくなるのは、大したことないようで、結構影響がある、そんな気はしています。

いつもみつあみちゃんのお店とハシゴしてくれてたお客様は、長月に来る頻度も減るのかな?とか。

大好きなお店がなくなっちゃったらもうネットでいいや・・・って思うお客様もいるだろうな、とか。

そもそも長月も、みつあみちゃんがいないのにこのフォーカスポーカスでやる意味あるのかな・・・とか。

・・・

 

まあ、いろいろ思うことはあります。

単純に寂しい、とかだけじゃなく、「実店舗」という存在の意味を考えたりもします。

 

私はなぜお店を10年近く続けているんだろう。

楽しいのはもちろん楽しいし、充実してそこそこ生きていけるから続けられてるのはもちろんそうなんだけど。

これからずっとそれが続くとは限らないし、何か違う形で表現するようになることもあるかもしれない。

いや、そうはいっても、おばあちゃんになるまでずっと自営を続けていくのかもしれない。

 

全然わからないけど、ただ、「自分で何かをやってみた」ことの経験は大きいな、と、思っています。

それはゆかりんもきっと同じだろうな。

成し遂げたかどうかというより、成功したか失敗したかより、自分の足で踏み出したことのある者はまたきっと違う道でも気軽に一歩を踏み出せるんだろう。

力強い体験が自分を後押ししてくれる、そんな気がしています。

 

 

 

 

岐南の母と父。(自称)

余談ですが、コージーさんはほとんどゆかりを身内として愛しているので、不意に会えなくなるの本当に寂しいだろうな〜と(勝手に)想像して(私が)泣いています。笑

ゆかりん、年に1回くらいでいいのでごはんでも行ってあげて。。。

 

 

 

ル・マンドも実は相当前からお店のお客様として来ていたので、もちろんゆかりんともだいぶ前から仲良しです。

立場はいろいろ変わっても、ずっと仲良くしてるんだろうな。

そういうのもいいよね。

 

 

 

さて。

 

私は現実に戻って、今週末もイベントがあるし、準備をしようかなと思っています。

お客様が来てくださることに感謝して、まずは目の前のことを楽しくできる工夫をしていきたいな。

 

ゆかりん、本当にお疲れ様でした!

またご飯行こうね。

 

 

(文:オゼキカナコ

 

 




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