カナコです。
本が好きです。
なので今日はすごい長いブログになります、ごめんなさい。笑
今回、ご縁あってaunさんに声をかけて頂き、「ほんの森」というイベントの中の「50人の本棚展」に出させて頂く事になりました!
わーい!きゃー!
(※pdfです)
4月20日、21日 10時~18時まで
岐阜シティタワー43 1Fアトリウムにて。
カフェや雑貨屋の店主、作家やアーティストさんなど、約50名が、自宅の本棚を再現するというおもしろい企画です。
50cm程度のBOXに、自分ちの本棚を再現だなんて・・・・
無理ーーーー!
と思いつつ、選ぶのとても楽しかったです。
改めて、自分の歴史というか、集めてきた本たちを見なおして、懐かしんだり楽しんだりできるステキなひと時でした。
そんな感じで約40冊ほど、わたくし、メランジェリカオーナーのカナコの本棚も、並びます。
遊びに来て下さい♪
(私はいません、展示だけ)
あ、でもね、21日はメラでひなたカフェもあるからね?!
20日に行くか、ちゃんとハシゴしてくださいよーーー!
うちのことも忘れないでーーー!
*
今回私は、「ハタチの頃の私の本棚」というタイトルをつけました。
一番本を読んでた、10代から20代前半のいろんなジャンルのいろんな本を集めました。
雑誌、コミック、写真集、文庫、、、、、
私が高校生のころ。
カメラはデジカメに変わりつつあり、windows95が発表され高校生になってやっと、ネットにはじめて触れ出した時代。
ポケベルからケータイに変わりつつある時代。
(もちろん、はじめはメールもできなかった)
いわゆるデジタルへの移行における過渡期だったころ。
まだまだ10代の私にとって、「本」というものは最高の娯楽であり、情報源であり、思想形成の源でした。
影響を受けた本は数知れず。
休日は日当たりの良いベッドに座って、1日1冊本を読んでいたし、手当たりしだい雑誌も買っていた。
ヴィレッジヴァンガードにはまって、マニアックな本を読むのが好きでした。
そんな、私を形作った青春時代の本の一部を本棚からきりとりました。
*
少しだけ、大好きだった雑誌(ムック)を紹介してみますね。
(写真は実際に並ぶ本とは若干違うかもですがご了承くだされ)
懐かしい!って思ったら、メラで声かけて下さい。笑
分かち合いたい!!
光琳社「zyappu」
カナコ的伝説のファッション誌です。
ファッションの載せ方自体もとびぬけて斬新だったのですが、なんとこの雑誌、ほぼ全ページアルファベット表記です。
表紙見るとわかりますよね?笑
洋書じゃないですよ、れっきとした日本の雑誌。
全部アルファベットなので、読みづら過ぎて正直読んでないです。笑
kourinsya daisuki da-!
こんな感じで全ページ。
あとはね、特集されてた「死体のある風景」が素晴らしく良かった。
編集長でもある「伊島薫」さんの撮る、死体のある風景。
大丈夫です、ホラーじゃないです。
女優が、ヴィヴィアンやヴィトンの服をまとって、美しく死んでいる景色を切り取った写真。
ファッションの宣伝にしては、斬新も斬新、もう、美しすぎて胸が苦しいくらいでした。笑
光琳社、大好きだったのですがずいぶん前になくなってます。
zyappuは古本屋さんでもし見つけたら絶対買いたい雑誌です。
ファブリカ「colors」
ベネトンの創業者が設立した「ファブリカ」から発行された雑誌で、私が持っているのは日本語訳もついているもの。
ベネトンの宣伝では一切なく、社会問題や人種差別、「今世界で何が起こっているか」を生々しく、でもコミカルに、そして視覚的に分かりやすくまとめたもの。
世界中の誰が読んでも通じる内容の素晴らしい雑誌です。
事実、世界中で訳されているそうです。
どの号も、いろんな国のいろんな人種のさまざまな職業さまざまな思想の人々が、写真をメインにたくさん載っています。
その編集の仕方や、デザインが、当時の私には衝撃的すぎて、、、、
この雑誌を越えるほどの「震える」雑誌は、今のところ見つかってません。
表現とは、ただ言葉や映像で一生懸命伝えようとすることだけじゃなくて、事実を切り取って羅列する、ただそれだけでも強烈な「現在」を感じられるものなのだな、と、感動した雑誌です。
(これも古本であったら買いたいーーー)
と、かたい事書きましたが、パラパラめくるだけでかなりおもしろいと思うので、ぜひめくってみて下さい。
いわゆる「アウフォト」です。
(いわゆるっても、しらんがなって感じでしょうが。笑)
私が10代のころは、HIROMIXや長島友里枝など、女性のフォトグラファーが活躍しだしたころ。
彼女たちは、日常の何でもない風景をさらりと切り取って共感を得て、写真がとても身近に思うような親近感がありました。
しかもその作風が、ざらっとしてたりピンボケしてたり逆光だったりする、一般的なプロフェッショナルな写真とは違っていて、「え、私もこれなら撮れるかも?」とか思わせるような。
アウフォトはそんな時代を象徴するようなムックでした。
カメラを手にした若者たちが、技術もなにもなくとにかく日常を撮りまくる。
そんな素人からの投稿写真がたくさん載っていたアウフォト。
おかしな写真も、失敗なんじゃないか?って写真も、アウフォトにかかれば、なんか、オシャレなんじゃない?おもしろいからいいんじゃない?って空気になって、私も撮ってみたい!って思うのは必然でした。
その素人写真とプロのフォトグラファーの写真と、芸能人とかが撮った写真が「日常」という共通言語だけで繋がって、同じ紙面に載っている奇跡!
希有な本でしたね。。。
例にもれず、私もこの頃写真は撮りまくっていたし、カメラ好きな友人と廃墟や公園で写真を撮り合ったりしてました。
懐かしい。。。
青春の象徴のような1冊です。
*
もちろん小説やコミックも好きですが、雑誌は「コレクション」したいって気持ちになるものが多いですね。
「今」を知る臨場感みたいなもの、その時その時の「現在」が本棚に残っていって、かつての自分を振り返るような、アルバムに近い存在です。
あの時の自分は青かった・・・・
そんな気恥かしさも撒き散らしつつ、それすら包み込むような優しさで、本棚から選出した「ハタチの頃の私の本棚」を、お暇でしたらぜひ見に行ってやってください。
そしてぜひ分かち合いたいので、「あの本、私も好きだよ!」なんてのがあったら、メランジェリカにかけあしで報告しに来てね^^
他の人の本棚もとっても楽しみ!!
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4月21日(日)
バターナイフ作りのワークショップ
※満席になりました!
ひなたカフェ
メランジェリカがワンデーカフェに♪
おいしいドリンクとお菓子で、ゆっくりお楽しみください。
薪ストーブ体験
詳しくは→「2周年」
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