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長月 nagatsuki

日々のこと


2017.10.18
岐阜県美術館・監視係の女性が描いた話題の四コママンガ【ミュージアムの女】発売開始!

 

長月booksにて、

宇佐江みつこ著「ミュージアムの女」発売開始しました!

 

ご存知の方も多いかと思いますが、こちらは岐阜県美術館で働く1人の監視係の女性の方が描かれた四コママンガを本にしたものです。

 

監視係・・・それは美術館の隅っこに座っている人。

 

普段気にもとめなかった彼女たちは、帯にある通り、人形ではなく人間です。この監視係さんの目線で描かれた、美術館のほのぼのとした日常、美術館の楽しみ方、美術館でのマナーなどが、ネコのキャラクターによっていきいきと楽しく描かれています。ほっこりしたり、へえ〜と驚いたり、ページをめくるのがとても楽しくなり、かつ、勉強にもなるすてきな本です。

 

実はこちら、岐阜県美術館のTwitterFacebookで話題となり、pixivで連載が開始になり、あれよあれよというまに書籍化されました!

私も1話目からずっとTwitterで読んでいたので書籍化は感慨深いです・・・・すごい!なんか嬉しい!

 

 

そして先日、著者の宇佐江みつこさんが長月にいらっしゃいました!

そしてなんと、私たちスタッフをネコ似顔絵(言い方あってるのかしら??笑)にしてくださいました。やった〜!かわいい〜〜〜!

 

 

似てますよね!

なんか、顔が似てるというよりも、

態度がでかくシュッとした感じのカナコ、

カナコの顔色をうかがいながらもおやつを食べるふわふわルマンドさん(みわちゃん)、

控えめでみんなを見守る眼差しが鋭いコウジさん、、、

と、なんか立ち位置とか見破られている感じですごい。。。

会って30分も経たないうちに。。。

 

著者の宇佐江さん自身はSNSに疎く(ガラケー)、県美の方の協力によりこんな風に話題になったそう。

なので私たちが「ミュージアムの女!ミュージアムの女!」って騒いできゃーきゃー言ってるそばで、おっとりと優しげに「なんか話題みたいなんですね・・?」と、とても控えめにおっしゃっていたのが印象的でした。

ご本人だけが、この盛り上がりの実感をされていない・・・不思議。

 

 

宇佐江さんは、岐阜県美術館の監視係として美術館のお部屋のすみっこや受付などにいらっしゃいます。これをきっかけに、岐阜県美術館にもぜひ行ってみてください!

(でも彼女は美術館では本来のお仕事中です。館内でのマナーは守って、迷惑にならないようご配慮下さいね!)

 

近いいつか、宇佐江さんを招いてのイベントなども考えています。

是非お楽しみに。

(あ、本は表紙の帯、表紙カバーにもしかけがあるので、購入後はぜひめくって楽しんでみてくださいね)

 

 

:::::

 

そして早速私も、久しぶりに岐阜県美術館に行ってきました!

 

 

みなさん、行ったことありますか?

近いのになんだか遠く感じる美術館という存在。私はなるべく気になる企画展があったら行きたいと思って、豊田市美術館とかは派手な企画も多くて行きやすく感じるのですが、、、岐阜県美術館はなんとなく地味なイメージで(失礼)今まであまり訪れたことの無い場所でした。

でも、久しぶりに行ったら楽しい!楽しくなってる!

 

2年前に館長が日比野克彦さんに代わり、「ナンヤローネ」プロジェクトが立ち上がり、県美がより身近にPOPになっています。

館内も、従来の荘厳な重厚感ある内観の前に、キャッチーでPOPなワークショップスペースやショップが登場して、相反するそれぞれの美術がマッチするでもなく不思議に存在していて・・・

賛否両論ありそうな手法が、なんだかそれすらカウンターカルチャー的というか、つくづくアートだなあと面白く感じました。

 

 

現在は、「BY’80s FOR’20s」という、日比野克彦さんの歴史をたどるような展示がされています。

多分、アラフォーくらいの方たちだとすごいぐっとくるんじゃないかな。

私は学生のころ(90年代ですが)スウォッチにハマって(懐かしくないですか??)、いろんなモデルの腕時計を集めていたんですが、思い出すと日比野克彦モデルの時計も持ってたな〜なんて。パルコでね、買ってさ。

 

 

そういったグッズの展示もあったり、同時代に活躍した他の作家の作品もたくさん見られます。

バスキアとか、キースへリングとか、言い方は悪いですがカルチャー好きの間ではかなり流行りましたよね?ちょうど90年代にバスキアの映画が上映され、見に行きました!この頃はアンディーウォーホールとかもハマって画集を買ったり・・・

そんなバスキアやキースへリングの原画も見られますよ。圧巻です。

 

 

そんなポップアートを見せつつも、未来(2020年代)へ向けてのメッセージのようなアート作品もあります。

宇宙へ風船を飛ばして撮影するというインスタレーションアートみたいなものとか、デザイナーたちが一つの船に乗って、長い期間かけて世界を旅しながら各地の素材収集をするプロジェクトだったりとか・・・夢が膨らむようなものがいろいろ。

大人も楽しめるワークショップもあり、知的刺激にあふれていました。

(撮影可の作品もいくつかあります)

 

刺激的なのは企画展だけじゃなく、所蔵品展(いわゆる常設展)も楽しい!

今やっている所蔵品展の一つは「Nude」がテーマ。

裸婦をはじめて、裸の絵画、裸の彫刻など、裸の人間たちが一同に集まっていてすごいです。笑

(ちょっと笑えてくるぐらいです)

Nudeの展示もぜひお見逃しなく!

 

「ミュージアムの女」を読んでから行くと、美術館の見方も変わって楽しいですよ。

まずはぜひご一読下さい♪

 

 

カテゴリー:日々のこと