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長月 nagatsuki

日々のこと


2016.06.30
映画のハナシ:日本で一番悪い奴ら/若葉のころ/裸足の季節

今日は最近見た映画の話。

 

 

「日本で一番悪い奴ら」

白石和彌監督

 

実際にあった北海道警察の不祥事の話(稲葉事件)をもとにしたフィクション映画。

よく公開できたなーってくらいの突っ込んだ内容と体当たり演技がすごいです。

 

そしてとにかく綾野剛祭りって感じでした。

 

あの人ほんとすごい。。。

綾野剛さんは、いい人役よりクズ役の方がすごく魅力的だと思うので、それっぽい映画見ると「もっとやれ!」って思うのですが、この映画に関しては、おぉ・・・そこまでやっていいの・・・すごい・・・すごい・・・わぁ・・・って感じで、とにかくすごかったです。(語彙のなさ・・・)

 

「誰が、何が、本当の悪か」を問いかけながら悪の部分を主体的に見せる撮り方は、白石監督の「凶悪」にも通じるものがあるのだけど、こちらの方はダークな部分ばかりじゃなく青春群像であったり恋愛であったり、ほっこりする場面もありますね。

1人の人間の正義が悪に転じていく興奮過程と、底辺まで落ちていく「何でこうなっちゃったんだろ」っていう悲しみまで、あっという間で、、、せつなさがこみ上げてくる。

 

笑っちゃうくらいの規模の不祥事だけど、ほんとにあったことなんだもんね・・・と思うと、少し怖い。

気になってる方はぜひ。

綾野剛以外の出演者も個性的で(とても悪いんだけど)憎めなくて、なんだか哀愁を誘います。

 

皆さんご存知かと思いますが、綾野剛くんは岐阜出身。

そしてかつてはここフォーカスポーカスに良く来てたそうです。

(今はないけど、2階の服屋さんの常連さんだったとのこと)

岐阜の人の活躍って嬉しいですよね。

伊藤英明さんとかはいまいち興味わかないけど(←!)

 

 

——–

 

 

 

「若葉のころ」

ジョウ・グータイ監督 台湾映画

 

 

はぁー。
十代ってなんてキラキラしてるんだろ・・・って、まずはため息。

 

17才の初恋の相手から突然届いたメールから、甘酸っぱくてみずみずしい、青春時代の記憶を懐古する映画。

主人公の女の子の今現在のきゅんとするような切ない学園生活と、母親の初恋時代の物語が交差して、美しい映像と共に綴られています。

 

成長過程の身体と心のバランスの不安定さとか、触れたら壊れそうな儚さとか、全部含めて美しいなと思います。

大人になりつつある身体とは裏腹に、身体の成長にはついていけない潔癖さや純粋さとかが、ちょっとした出来事で揺れ動く十代特有のナーバスさと共に痛いくらい伝わってくる。

 

過剰な演出もなく淡々としている、だけどさりげない表情や態度の変化で感じる心の動きを見つけるのが心地よく、ずっと見ていたくなるような映画。

そして一つ一つのカットが全部ポストカードになるくらい印象的。

ただの雰囲気映画ではなく、観ていてだれでもきゅんとする部分がどこかにあるはず。

 

この辺りでは、名演小劇場って名古屋のちっちゃい劇場でしかやってないですが・・・

なかなか趣がある劇場なので、ミニシアター系あまり行った事ない方はぜひ行ってみて欲しいです!

席が決まってなくて、番号札で順番に呼ばれたりするんですよ。

ケータイ切ってねとか、トイレはこっちのドアからとか、注意点は案内スタッフさんが自らアナウンスしてくれます。

めっちゃめちゃ小さい劇場ですけど、、、よい!

 

 

————

 

 

 

「裸足の季節」

デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督

トルコ映画

 

すっごくすっごく好きな映画でした・・・!

 

一見、「バージンスーサイズ?」って思うような美しい5人姉妹がでてくる雰囲気映画・・・かと思いきや、きっちりとしたストーリーがあって、観ているうちにどんどん引き込まれていくようなスリリングさもあります。

 

トルコの独特な古い慣習や厳しい保護者から自由を奪われている姉妹たちが、自由を求めて未来へ走り出そうとするまばゆいばかりの・・・ある意味青春映画。

 

奪われた自由を自分の手で取り戻すため、根底に流れる悲しみを踏みつけるように未来へ走り出そうとする姿に泣けてきます。

途中からずっと涙目で観ていました。

良くも悪くも、裸足の季節はいつか終わる、きっと。

 

奔放に投げ出した細長いつるりとした手足とか、無頓着な長いクセ毛とか、汚れた靴や破れた服ですら、何物にも変えがたい少女特有の儚い美しさをあらわしていてキラキラと眩しい。

溢れんばかりの存在感。

この美しい5人姉妹を観るだけでも価値があります。

 

ほんとに、ずっと観ていたかった。

これはみんなにお勧めしたい映画です。

 

名古屋の伏見ミリオン座で観ました。

この劇場は1Fがカフェになってたりして雰囲気もよく、すごく好きなのでぜひ行ってみて欲しい!

なんとなく、フランスのカフェみたいな開かれたイメージです。

しかも平日の真っ昼間なのに人が溢れかえってて、ほぼ満席でびっくりでした。

 

大きな映画館の情緒のなさはほんと辟易しているのですが(そのわりにガラガラだったり)、こういうミニシアターにたくさん人が集まっているということ自体がとても魅力的ですよね。

みんな映画が好きなんだろうなーって感じで、自分もその中の1人として気分があがります。

近くにあったら通いたい・・・!

ほんとに素敵な場所。

 

岐阜だとほとんどがシネコンだからどこへ行っても同じような感じで、映画館自体に興味はまるで持てないのだけど、、、

名古屋の小さな映画館はがそれぞれ個性があって、映画館そのもの自体が愛すべき存在になっています。

シネマテークとか(あ、FAKEも観たいんだった)、シネマスコーレとかもいいですよね。。。

あとセンチュリーシネマか。

 

IMG_1566

(これは名演小劇場)

 

昔はゴールド劇場・シルバー劇場とかもあったね。

懐かしい。

 

岐阜だと、、、かつてはシアターペルルとかシネマジャングルとか(なつかし・・・)小さな映画館もあったけど、今はCINEXくらいかな?

少し寂しいけど、CINEXも逐一チェックしていますよ。

 

 

次に見に行く予定は「二重生活」かな。

門脇麦ちゃんとリリーフランキーが好きなんで、、、◎

 

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