山ガールというには大人すぎて、山レディというにはちょっぴりがさつな、山女こと店長カナコです。
（山女（やまめ）って魚、いるわね）
すっぴんに日焼け止めをぬりまくって、滝汗で、夏を満喫しています。
なんでしょ、夏はねぇ、もう、高いところに登りたくなってしまうのです。
興味ない人にはいらんかもなブログですが、一部の山ガールたちのためにレポを書かせてもらいますね！
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日本3大雪渓の1つといわれる、長野県の山「針ノ木岳（はりのきだけ）」に登りました。
4：00 家出発
8：00 登山口到着。登山開始。
晴天。素晴らしい日でした。
登ってるときはかなり暑い。
けど日焼け防止の為に長袖です。
山にもよりますが、登り始めは特に目的の山の頂上なんて見えないことがほとんどです。
というか、かなり近づいても実は見えてる山中のもっともっと先だったりとか。
先が見えてても「あんなところまで行くの絶望的！」って思うこともあるし、全くどこ歩いたら頂上着くのかわからないのも「もう！わたし、どこ行っちゃうのねぇ！」って感じで絶望です。
↑この写真は、そんな目標も見当たらない絶望的な山歩きの場面です。
苦しみつつ、時にはしゃぎつつ、また苦しみつつ、もらえるのかどうかも分からない朝日や星空や雲海のごほうびを目指して登る。
山登りってかなりマゾ的な趣味です。
「雪渓をアイゼン（雪の上歩くときの滑り止め）つけて登ってみたい！」
と、楽しみにしてましたが、今年は雪も少なく時期も遅くて・・・雪が下から溶けてトンネル状になっててあぶないとのことで、すこーしだけしか歩けませんでした。残念。
しかしね、谷一面に分厚い雪が残ってるのは見ものです。
雪解け水がじゃっぶじゃぶ湧き出ていて、そこらじゅうに滝や沢があります。
水の音がすると気持ちいい。。。
右岸左岸に水場を渡りながら行くのは涼しくて楽しいです。
（若干濡れながら）
たまにこんなガケもね。
砂利道よりはガケが好きです。
なぜならば、スリリングだからです！
気を抜くと落ちるので要注意ですが、ね。
（ガケでテンションあがってはしゃぎがちなので、ほんと注意。。。）
ガケ登るときのわたし、猿に激似です。
そんなこんなで、コースタイム通り5時間で山小屋に到着。
そもそも山小屋もこんながけっぷちに建ってます。
なんか、すごいですよね。。
ヘリが来て、食料などを運んでました。
ここでもう今日は終わって休みつもりでしたが、5時間歩いてもなお元気が有り余っていたので「蓮華岳」という針ノ木岳とは逆の山に1時間かけて登頂。
空がきれいです。
下って、山小屋で夕食食べて9時には消灯。
今回はかなり天気が良くて、初めて満点の星空を見ることができました。
地上で見るのと全然違います。
だってね、標高2500ｍの山の上からですよ。
雲の上ですよ。
てことは、空が下のほうまであるのです。
空気も澄んでいて、天の川もキラキラで、ベンチに寝転んで空を眺めてると星の中にいるみたいでした。
そして山小屋は基本ザコ寝。
お酒飲んでよっぱらったおっちゃんのいびきが、「ぐぅ～」とかじゃなくて、「んがーーーーっっ！！！！んっごーーーー！！！！！」って、聞いたこともないような爆音のメロディで、大変でした。
他にも、消灯後の真っ暗な部屋でなぜかヘッドライト点滅させっぱなしで寝てしまうおばちゃんとか・・・
（ただ単につけっぱなしならまだしも、点滅って・・・・）
山小屋、私はきらいじゃないです・・・
翌日、4時半に起きて日の出を。
テントに泊まった友人のところで雲海の彼方が明るくなるのを、凍えながら（朝方一番寒い）見ました。
山や雲がピンクに染まって、ほんとうに美しいです。
この景色ばっかりは、登った人しか味わえないだろうなぁと思うと、感動します。
キレイな雲海を眺めながら、目的地の針ノ木岳へ。
小屋から約1時間、かなり急な山道を登って、登頂。
頂上は360度の大パノラマです。
ほんとに高いところにいるんだなぁと感じます。
富士山も見えました。
充分堪能して、下山。
約4時間で駐車場につきました。
天気がよかったのが本当に嬉しかったです。
山はかなり天候に左右されます。
ガスで何も見えなくて修行みたいな山行もあれば、今回みたいに晴れて気持ちのいい山行も。
今回はほんとうに、景色も雪渓も星空も朝日も美しくてとてもいい思い出になりました。
機会があれば（どんな機会かしらんが）、みなさまもぜひ。
7月初めくらいだと、雪渓歩けるかも。
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