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長月 nagatsuki


2021.02.07
【長月books】佐渡島庸平さんの『WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE.』を読みました。
コージ
コージ

どーもです!
コージです!

こんにちは〜
カナコです!

カナコ
カナコ

『WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. 』
~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~

ちょうどコルクラボの運営チームのみなさんと、コミュニティについての交流会をZOOMで開催するとのことで、佐渡島庸平さんの著書を読んでました。

というのも、カナコ氏がコルクラボの方と知り合いでして。

そのご縁でコルクラボの運営チームさんに交流会を開催していただいたのです。

コルクラボ運営チームのみなさん、ありがとうございました!

この本、実は以前に読んだことがあるのですが、その時はコミュニティについて意識とかもなくて、話題の本だから読んどこ的な感じでして。

正直内容はあまり覚えてませんでした。。。

でも今回読み返して、付せんめちゃ貼りました。さらに付せんのところを再度熟読。この本コミュニティについて学ぶのにすごく勉強になると。

気になった点、覚えて置かなきゃな点を忘れないようにまとめておきました。

・コミュニティを考えるきっかけ

今で人は意思とは関係なく、コミュニティに所属してきた。
地域、学校、会社。どれも参加するという意識を持たずに、生活していく上で所属せねばならないコミュニティに。そのコミュニティに合わせて、自分の心をちょっとだけコントロールしなくてはならず、そのちょっとが大きな心理的負担になっていた。
自ら参加する、趣味を軸としたコミュニティを持ったら、人はどのようになるだろう?

・アイデンティティとは

ブランドの洋服をきこなす人より、ユニクロをきこなす人の方がセンスがある。そのような価値観の人が確実に増えてきている。
「何を手に入れているか」よりも「何をやっている人か」「なぜやっているか」という理由の方が重要になってきたのだ。

・安心感を感じられないオープンすぎるSNS

SNSがオープンであればオープンであるほど、安全・安心は確保されない。
Instagramのストーリーズが流行ったのは24時間で消えるという軽さが、若者の心に安心感を生んだから。

・参加を生み出す仕組み

コミュニティをより楽しい場所、盛り上がる場所にするためには、そこで仕事をしている人がいない方がいい。来たいから来た人、やりたいからやる人だけを集めることで、そこが魅力的になる。
自分ができる範囲で自分ごととして、自発的に参加する仕組み作り。

・SNSを使ってコミュニティを作る

まずは自分が得意で、考えていて楽しいこと、自分が深掘りしたいことを10個決める。それについてだけ投稿すること。
投稿を絞ることで、SNSのアカウントに個性が生まれてくる。その個性を支援してくれる人だけが集まってくる。

・ファンクラブからファンコミュニティへ

ファンコミュニティはファンクラブと似ているようで、運用の仕方は全く違うものになってくる。ファンクラブだと運用者はメディア型で、出す情報をコントロールしていく。ファンコミュニティだと、ほど全ての情報をオープンにして、ファンの人たちが自発的に動けるようにファシリテーションをしていく。

・安全・安心とは何か?

全ての人に共通する安全と安心があるわけでではない。立場と状況によって変わる。人によって何が安全・安心なのかが変わるのだ。
安全が確保された後、やっと安心が確保される。
それぞれの人が、どんな行動をするか、予想できるようにすること。それがコミュニティを安全・安心な場にするためにすごく重要だ。

・安全・安心の後の熱狂

安全・安心の確保→熱狂→拡大→安全・安心の確保→熱狂→(ループ)
ここ繰り返しが、内容よりも順番だと気づいた時、コミュニティマネージャーの仕事は限りなく編集の仕事に似ていて、編集者ができることだと思った。
編集とは究極にシンプルにいうと「集めて・削って・並び替えて・補足する」、この4つの作業を延々と繰り返して、情報を伝えやすくする行為だ。

・情報は一人ひとり、手渡しで

面白い企画を思いついたら、それを全体に告知して熱心に動いてくれる人を集めるというやり方では、仕事のプロジェクトの進め方と同じだ。そこにはインターネット的ななめらかさがない。
そうではなく、まずは一人を誘う。そして次に一緒のモチベーションで動いてくれる仲間を一人だけ誘う。二人になったら、二人で一人ずつ誘って4人になる。4人で一人ずつ誘って8人になる。そのように、一人が一人だけを誘う形で仲間を引き入れていく。それがコミュニティでプロジェクトを動かしていくときのコツだ。

・リアクションを設定する

よくできたネットさービスは、サイトに行くと、一番初めに何をすればいいのかがすぐに分かって、自然と手を動かすことができる。それで初めの一歩をクリアすると、安全・安心が確保されやすくなる。
運営している側は、お題を出すと、受け手にとって押し付けになってしまうと思って何も用意しない。しかし受け手からすると、お題を出してもらって、その通りに行動したほうが、自分が何かに協力できた感覚を味わえて、より積極的に関与しようという気持ちになる。

・役割・イベントを設計する

リアクションだけでなく、役割も設定することが重要だ。18人集まって野球をするとき、必ずポジションを初めに決める。すると、すぐに試合が始められる。
でも、コミュニティの場合は、人が集まったときに、役割を決めずに動き出してしまう。そうすると、全員が不幸になる。全員が他の人がいいならそれでいいと考えて、誰も望んでないものを選択してしまったりする。
それよりも、役割があるほうが、人はずっと動きやすくなる。たとえそれば重要な役割でなくても、決めたほうがいい。そのコミュニティにいる人は、いろいろな考え方をしている。誰もが、がっつり関わりたいとは限らない。楽な役割であれば関わりたいと思っている人だっている可能性がある。そのことを理解して、役割を作る。

・自分の物語を何度も語れ

不安とは、イメージがわかないこと。つまり知ることは、安心を生む。お互いがどんな人間なのかを知ることは、相手に安心を生むことでもある。
だからコルクラボでは、安心を生み信頼関係へと移行するために、何度も何度も、さまざまな形で自己紹介をしあう。(Doの肩書きではなく、Beの肩書きで自己紹介するのだ。)
自分について理解している人を増やす。自分がなぜ、ここにいて、どこに向かおうとしているのか、それを正しく理解している人が多ければ多いほど、そのコミュニティでは、「静かな熱狂」が起こりやすくなる。

ちなみに毎日更新の『長月ラジオ(長ラジ)』でも、コミュニティの話をしてます。

〈まとめ〉

ということで、コルクラボ・佐渡島庸平さんの『WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. 』を読みました。

なんか意識高い感じでしたら、すみません。(笑)

カナコ氏が「かかみがはら暮らし委員会」の委員長になって、僕もコミュニティの運営とかについて話したり、考えてるうちに、楽しくなってきて。

仕事とは別のコミュニティで、どうやったら既存のメンバーも新規のメンバーも楽しく活動できるのか?

いろんな考え方を持ったメンバー同士が、どうやって円滑にプロジェクトを進めればいいのか?

などなど、金銭の発生しないコミュニティでの考え方や行動、立ち振舞いについて、考えています。

正直、個人的にはめんどくさいな〜ってことも多いのですが、それはそれ。

今のところは楽しいことの方が多いので、なんとかやってます。(笑)

面白いプロジェクトが動き出しそうなので、楽しみです。実際に動き出したら、このブログでもご紹介しますね。

「かかみがはら暮らし委員会」が気になる方は、まずは月一開催の「寄り合い」にぜひご参加くださいね〜。

コルクラボ公式サイト

かかみがはら暮らし委員会公式サイト

コージ
コージ

それではまた〜

カテゴリー:本(長月BOOKS)