どーもです!
コージです!
こんにちは〜
カナコです!
『世の中と足並みがそろわない』ふかわりょう著
今年2冊目に読み終えた本はこちら。
世の中と足並みがそろわない
— オゼキカナコ / かかみがはら暮らし委員会 (@nagatsuki_life) December 30, 2020
ふかわりょう著
読了
→https://t.co/Epgv5PlOln
世間と馴染めない感じがじわじわ伝わってなぜか安心する。
自分にもこういうところがあるけれど、もう少し器用にやれてしまっているんだろうな。
これくらい、馴染めなさをそのままにしても本当はいいのかもしれない。 pic.twitter.com/KeNG3J2Ve4
世の中との隔たりと向き合う“隔たリスト”ふかわりょうの、不器用すぎる歪な日常。
どうしても略せない言葉、
スマホ画面が割れたままの女性、
「ポスト出川」から舵を切った30歳、
誰も触れなくなった「結婚」のこと、
アイスランドで感じた死生観、
そしてタモリさんからの突然の電話……。
帯文より
感想というか、原文も落ち混ぜつつ、僕が気になったところをざ〜と書きますね。
※うまくまとめられず、長文になってしいました。。。
放題地獄
たこ焼きは露店などで買う6個または8個くらいがちょうどいい。
たこ焼きパーティーなんて食べ放題、焼き放題なんてもってのほか論。
ありがたみがなくなるという。
アメリカンドッグも同じく、サービスエリアなどの旅先で食べるからいいのであって、コンビニで食べるなんて…。
スマホ、デジカメの登場で、写真の取り直し「念のためもう一枚」って2枚、3枚も撮る習慣、なんとかなりませんかと。
フィルムの時代は24枚とか36枚でしたよね。なつかしい。
昨今のサブスク天国時代、や、これはひょっとすると地獄なのか。
映画は観たい放題、音楽は聞きたい放題。容易に観て聞けてしまうからありがたみがないとか、心に刻まれる度合いが低いとか。
俳句や短歌がこれだけ長く愛される理由は、文字が限られているから。
「なんでもいいのでマシュマロを送ってください」よりも、「最近腑に落ちないかったことを教えてください」と限った方がたくさん集まりそうですよね。
まわれ!ミラーボール
DJとは?
曲を作る人がデザイナーなら、DJはスタイリスト。
数多くある楽曲からトレンドや雰囲気に見合った曲をセレクトし、組み合わせて一つの世界観を構築する。
スタイリストがボトムスからトップスまでセレクトするように、最初の曲から最後の曲までをフロアにいるお客さんたちに音を着せて踊らさせる、DJは音のスタイリスト。
お寿司屋さんや焼肉を食べに行った際、どんな順番で何を注文しようかと考えるのもDJ要素ですよね。
わからないままでいい
レコードやCDのジャケ買い。
今だと考えられないけど、昔はよくあんなことしてましたよね。
でも、だからこそ、必死にそのアルバムからいい曲を探すとか、次は失敗しないようにジャケ買いのセンスを磨いていたのかも。
福袋、最近は中身が分かる状態での販売が多いのそうですね。
実際、長月の前身のmelangelica時代も、とあるクレームから中に何が入っているのかが分かる福袋を販売してました。なんなら中身の交換もOKとかにして。
飲食店選びはレビューや評判を読んでから決めるようになって、失敗しなくなりました。これもいい反面、お店選びの感や嗅覚が弱くなってしまいましたよね。
最近のコンサートではプログラムリストに、アンコールの曲までしっかり書いてあるのだとか。なんかこれは萎えますね。
拝啓 実篤様
「一年生になったら」という曲、今となっては僕も違和感があるのですが、現代版として「一人で生きて行けるかな」に改題するとのこと。納得。
友達100人できるかな?が、そもそも友達が多いことが優れていて、少ないことが劣っているという前提になっているから。
友達5人が多いと思う人もいれば、少ないと思う人もいる。
友達の数が尺度になってて、孤独や孤立が弱者扱いになってるという…。
一人焼肉を報告するSNS。「本来は複数人で食べる焼肉ですが、一人でも平気です」って本当に一人でなんとも思ってなかったら、そんな報告いらないし、「一人」を付け足さないよねと。
同様に「ぼっち旅」も。一人ぼっちで行く旅行。え、そもそも旅行って一人で行くものじゃないの?!って。
ここでも「本来は複数で行く旅にあえて一人でチャレンジしました」感。
なせ一人を強調するのか、なぜ一人で平気だとアピールするのか、普通のことじゃないのと。
この辺りはズキズキと刺さりました。
隙の効果
隙のある人はモテる。
観る者にリアクションしやすい余白やのりしろなどの隙、突っ込みどころを作るかとが大切。
完璧なものより、未熟で未完成なものに魅力を感じ、そこに感情の入り口が生まれます。みんな関わりたいと思っているから、突っ込めることがうれしくて。
「隙」には多くの人を巻き込む力があります。
ただ、「隙」は意図的に作れるものではないということ。
「ゆるキャラ」も以前は地方自治体などが一生懸命に考え作ったキャラクターで、それが結果として無残な痛々しいことになったから愛らしいを感じたのに。
今は最初から「ゆるキャラ」前提で狙って作っているから本来の魅力も半減。
隙だらけではだめだけど、隙がなくては愛されない。隙は人間らしさ。
魅力的な「隙」を持ってる人、一人や二人は身近にそういう素敵な「隙」持ち方っていますよね。
〈まとめ〉
ということで、ふかわりょうさんの『世の中と足並みがそろわない』を読みました。
この本はカナコ氏の友人のおすすめで購入しました。
信頼できる友人・知人から紹介された本はとりあえず購入して数ページだけでも読んでみよう作戦中でして、こちらもその一冊ですね。
共感できる部分もありつつ、ダメなとこを指摘された感もあったり、楽しみつつ読み進められた一冊でした。
読んでくださりありがとうございました!
それではまた〜
カテゴリー:本(長月BOOKS)