2019年7月27日
東京・上野桜木にある岐阜のアンテナショップ「岐阜ホール」にて、吉玉サキさんの本「山小屋ガールの癒されない日々」の出版記念トークイベントを開催した。
会ったこともないどこの誰ともわからない私からの暑苦しいオファーを快諾していただき、さらにオープンして間もない(というかイベント前日にオープンした)、全然知られてもいない場所で、自分のイベントをやるということはなかなか勇気がいることだったのでは?と思う。
本当にありがたい。
こんな知名度もない私が企画して、いくらサキさん自身のファンはたくさんいるとはいえ・・・ちゃんと参加者が集まるのだろうか?とドキドキしていたけれど・・・
やはりさすがサキさん。
会場のキャパを超えるたくさんの方達に来ていただき、立ち見まで出るほどで、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
参加者さんはほとんど私の知っている方はいなかったが、noterさんが多かったように思う。
または、noteを自分で書いていなくてもサキさんのnoteを見ていたり、cakesの連載を読んでいたりするファンが中心で、半分くらいの方は本も購入済みで持参されていた。
イベントの内容は、
山小屋や、登山の風景、山小屋の食事などの写真をプロジェクターで映しながらのトークが中心。
参加者さんにも質問カードに質問を書いてもらい、その質問を中心にお話ししてもらった。
山小屋での出来事から、ライターの仕事のお話まで。
本には書いていないこともいろいろ飛び出すので皆さん楽しんでもらえたのではないかな・・・と思う。
トークはみなさん熱心に集中して聞いていただき、そのあとの交流やサイン会はワイワイ盛り上がった。
一人一人丁寧にメッセージを書くサキさん。
この日は、本の販売も同時に行い、出版元である平凡社の編集者さん(岸本さん)や、cakesの井澤さんなども来ていただいた。
さらに、cakesで吉玉サキさんの「小屋ガール通信」の連載時にいつもイラストを描かれていたサキさんの旦那様「絵と図 デザイン吉田」さんもきていただき、イラストもいくつか飾らせていただいた。
熱心に見ていただいて、本当に良かった〜。
↑「絵と図デザイン吉田」さんのnoteはこちら
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「サキさんに会ってみたい」という気持ちだけで企画したイベント。
自分も山に登っていた頃があり、山小屋に何度もお世話になったことがある。あの山小屋でもしかしたらサキさんに会っていたのかもな・・・と思いながら、山のことを思い出す。
そんなきっかけをくれたサキさんに感謝したい。
サキさんは終始丁寧で、腰が低く、柔らかい印象で、文章の雰囲気そのままの人だった。
だけどふわふわした雰囲気とは裏腹に、しっかりと芯の通ったところもあり、この(多分自覚のない)絶妙なバランスが魅力なんだろうな。
ライターになると言って山を降り、周りから見ると割とトントン拍子に進んで、いつのまにか本を出してしまったサキさん。
そんな彼女は、noteでもポジティブなことだけでなく、ちょっと悲しいことや辛いことも包み隠さず全部ないまぜにして文章に落とし込む。
人ってカッコつけたいから、弱音を吐いたりするのって勇気がいる。
でもサキさんは、そんなことも厭わず、ただ素直に表現していて、それがきっと読者の共感につながったり、安心感につながったりするんだろうな。
名の知れた人でも、私と同じようにくよくよ悩んだり小さなことで嬉しくなったり、そんなごく普通の毎日を送っている。
お話を聞いていてもいわゆる戦略的なところはほとんどなく、ただ文章を書くことが好きで、文章で表現することを大切にしていて、ずっと継続してきた、それが一番大切なことなんだなと気付かされた。
私と同じような一人の女性、だけどちゃんと文章を書くことに向き合って、継続している強さ。
ほんの数時間お話させてもらっただけで、とても学びがあった。
参加者さんからもたくさんの感想をいただいて、ただの企画者でありモデレーターなだけの私だけど感動してしまった。
一部ですが紹介。
サキさん、本当に素敵な時間をありがとうございました!
参加者の皆様も、楽しんでいただけたようで何より。
また会えるといいな・・・*
↑こちらからご購入できますよ。
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会場の「岐阜ホール」は、岐阜のアンテナショップとして、通常はカフェとして営業。
岐阜の良いものを集めた小さなショップでもあり、いろんなイベントを開催するスペースでもあります。
岐阜ってついてるけど場所は、東京都・上野桜木。
私もお店の立ち上げからお手伝いさせてもらっています。
今後も私企画のイベントをたまにやっていく予定なので、ぜひ注目してもらえると嬉しいです。↓
(文:オゼキカナコ)
カテゴリー:日々のこと